会社の人間関係をエンジニアリングする『Team Geek』
会社で上司さんに勧められたので読んでみたら面白い本でした。
Team Geek ―Googleのギークたちはいかにしてチームを作るのか
- 作者: Brian W. Fitzpatrick,Ben Collins-Sussman,角征典
- 出版社/メーカー: オライリージャパン
- 発売日: 2013/07/20
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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どんな本か
ギークが気にしない(意図的に気にしたがらない)ことがらとその対応策を、ギーク向けに解説した本です。
「ソース中にコメントを残す意味」などテクニカルに近い話題も書かれていましたが、主に解説されているのは人間関係のアドバイスでした。
コンピューターのエンジニアリングよりはるかに難しい人間関係…
それを「避けて通れない課題」とした上で、ギークのような精神構造を持った人間がどうすれば課題に対処できるのか、を論じています(そしてこれこそが、この本のコアバリューではないかと感じています)。
一般的なオライリーの技術書、といった感じで(読みやすいかどうかはともかく)読みなれた読み味ですので、エンジニアの方ならあまり時間をかけずに読み終えることができると思います。
学ぶところは多かったのですが、特に記憶に残った以下の三つについて、詳しく書かせてください。
Qiitaに投稿してみた + javascript(クライアントサイド用)での単体テスト環境の作り方を解説してみた
ついにQiitaデビューしました!
JavaScript の簡単☆単体テスト(grunt + qunit) - Qiita
テーマはjavascriptの単体テストです。
以前から 拡張機能「 Pixiv image downloader」 - Opera アドオン など、ブラウザ拡張機能を作っていて、その中で悩んだ事でした。
あまりJavaやRubyのようなスタンダードなテスト方法がないのですよね、javascriptは。
宜しければストックをお願いしますね(露骨なステマ
pixiv 小説を kobo touch で読むためのスクリプト書いてみた
技術書は電子版を買うようになってきた今日のこの頃。
みなさまいかがお過ごしでしょうか。
pixiv 小説の作品をkobo touch用のEpubに変換するスクリプトを書きました。
仕組みは簡単で、
- pixiv 小説の本文を取得する
- pixiv 小説記法を青空文庫の記法へ変換
- AozoraEpub3を使ってEpubへ変換
ということをしているだけ。
突貫で作ったのでソースがとんでもなく汚いのはご愛嬌。すみません。
エンジニアが歌うだけの会を開きます
この4月から社会人になりました!
そして記事を書けずに今に至りますorz
突然ですが、エンジニアが集まってカラオケで歌うだけの会をやることになりました。
会の最中にコードを書く・書かないは自由です。
共通の趣味で新しい友達を作ったり、交流を深める事が目的の会です。
参加できる方は、是非ご参加くださいませませ!
取り急ぎ、イベントの告知でした。
信念が無いと始まらない 『WHYから始めよ!』を読んでみた
- 作者: サイモン・シネック,栗木さつき
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2012/01/25
- メディア: 単行本
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なぜ人は、『この製品が好き!』と発言するのか?
という問いに答えてくれる本でした。
この本に度々出てくる『WHY』は、信念と言い換えてもしっくり来ると感じます。
読んで考えた事が二つあります。
一つは、日本の(特に家電の)技術は優れているのに受けない理由。
もう一つは、自分のミッションステートメントについて。
日本の(特に家電の)技術は優れているのに受けない理由
個人の所感ですが、日本の家電には明確な信念をあまり感じられません。もしかしたら、私がその信念を感じられていないだけかもしれません。唯一SONYは分かりやすいので例外だと思いますが…
ものづくり神話と言うのでしょうか。
どうにも日本には良いものを作れば売れると思っている人が多いように感じます。
私も昔はそう思っていました。
間違いじゃないんですよね。でも、足りない。
良いものを作るのは大切な事ではありますが、それは前提条件であって、まだ踏み込みが浅いと思うのです。
『WHYから〜』で紹介されているTiVoの失敗例として、市場へ向かってこんな語りかけをした、と紹介されているフレーズがありました。
新製品ができました。
テレビの生放送を一時停止します。
コマーシャルを飛ばします。
生放送の巻き戻しもできます。
あなたの視聴傾向を記録し、あなたが設定しなくても、代わりに番組を録画します。
日本の家電も、大半がこんな調子じゃないかと思っています。
性能向上や機能の豊富さを謳った製品が多いのではないかと。
確かに、薄くて画質も良い液晶テレビとか、技術的にはすごいのは分かりますし感心もしますけれど。
その製品は私たちをどんな世界に連れて行ってくれるのか。
「世界の亀山ブランド」と言われてもわからないです。
品質がいいのはわかったから、いい加減リモコンからボタンを減らして欲しいです。電源ボタン、チャンネルボタンと音量ボタンだけあれば大抵の「テレビを見たい人」の需要も満たせて、シンプルさも両立できるのではないでしょうか。
少なくとも私は、そんな風にストレスの無い視聴環境が欲しいです。
自分のミッションステートメント
就活中、逆指名イベントで声をかけていただいた某社さんに「是非エントリーを」と言われたのですけれど、
「御社は何を目指してらっしゃるのですか?」
と伺った所
「インターネットを使った会社の中で世界一になる事」
というお返事が帰って来たのでお断りしたことがあります。
どんな返事であればOKしたのか考えるにあたって、私が知っているミッションステートメントやスローガンで気に入っているものを考えました。
- Microsoft: "To enable people and businesses throughout the world to realize their full potential."
- Apple: "Think different"
どうやら私は、社会的に、もしくは個人に利益のあるミッションステートメントに惹かれるようです。
これを機に、私も個人のミッションステートメントを決めることにしました。
私は「自分の想像の中にしか無かったものを、具現化する」ことと「今まで自分ではできなかったことが、出来るようになる」「上達する」ことに喜びを感じますし、その喜びを広めたい、分かち合いたいと考えています。
二ついっぺんに追いかけるのは難しいですし、一つ目の「想像の具現化」を抽象化すると二つ目の「上達」になるので、まずは「想像の具現化」を突き詰めて広めようと考えました。
そこで、
つくる楽しさを世に広める
を当面の私のミッションステートメントにしようと思います。
よっし、頑張ろう。
- 作者: サイモン・シネック,栗木さつき
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2012/01/25
- メディア: 単行本
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