セミナー『Webのトレンドを知ろう!』でセッション発表させていただいたので、省みてみた
セミナー『Webのトレンドを知ろう!』で、セッションを一つ担当させていただいてきました。
お越しいただいたみなさま、どうもありがとうございました!
当日使ったスライドはこちらです。アスペクト比の問題もあって多少表示がおかしいですが…
「C# で iOS と Android アプリケーションを作る」というテーマで、 Xamarin の紹介をするプレゼンテーションでした。
プレゼンテーションを作成するにあたって、いくつか狙っていた仕掛けをしています。それが上手く行ったのか、それとも功を奏さなかったのか、はたまた別の原因で上手く行った・行かなかったのか。
分析したいと思います。
プレゼンを上手くできるようになりたいので!!
プレゼン環境
事前に準備した事、発表時に心がけた事
スライドの構成について
- 以下の三つが伝わる事を目標にしていた
- 起こして欲しい行動としては、以下を目標にしていた
- C# を使って開発に取りかかってくれること
- 時々笑いを取って、お固くない雰囲気を作る事を目指す
画像を多く使い、文字を少なくする事で、すっきりと見やすいスライド作りを心がけた
プレゼンの進め方について
- スライドの中に台詞になるようなものがあまりないため、言っていることはほぼ即興であった
- 当然、リハーサルは数回行ったので話す事は決まっていたし、キーワードや抜かすとマズいことは発表者ツールで自分だけが参照できるようにしてあった
- 沈黙を効果的に使う事を心がけた
- スライドのインパクトだけで(いわゆる「じわじわ来る」タイプの)笑いを誘うことができるため
- なるべく全体を見渡すようにしながら行った
- 落ち着いてゆっくりと話すことを心がけた
発表の結果
スライドの構成について
- 笑いは狙い通りのタイミングでとることができた
- 予想通り
- 「文字情報が少なかったため、聞き漏らしたときに、聞き漏らした情報を参照する手段が無かった」
フィードバックを受けた
-
- 文字は少な過ぎたようである
プレゼンの進め方について
- 「噛んだり詰まったりしていた箇所があった」というフィードバックを受けた
- 普段から噛んだり詰まったりするので、気をつけなければならない
- 口の回りよりも頭の回転が遅いと、(自分の場合は)噛んだり詰まったりする傾向になる(と思っている)ので、ゆっくりと話す練習をすべきか
アンケート結果
今回のスライドでは、アンケートによる評価を求めました。その目的と結果も合わせて掲載します。
- アンケートは、以下の仮説を実証するために使用
- 有効回答数は15
- 設問と結果は以下
- このプレゼンテーションは理解しやすかったですか?
- はい 15 (100%)
- いいえ 0(0%)
- (1.)で「はい」と答えてくださった方にお聞きします。どうして理解しやすかったのでしょうか?(複数選択可)
- お固くない雰囲気だったから 9(38%)
- 画像が多かったから 4(17%)
- デモがあったから10(42%)
- その他(「説明の仕方が分かりやすかったです」という記述) 1(4%)
- (1.)で「いいえ」と答えてくださった方にお聞きします。どうして理解しやすくなかったのでしょうか?(複数選択可)
- 回答なし
- どれだけ説明が伝わったのかお伺いします。以下の内に、一つだけC#の言語機能の説明があります。どれでしょうか?
- 複数クラスの継承 1(7%)
- 名前空間の機能がない 0(0%)
- 一つのクラスを複数のファイルに分けて記述できる 14(93%)
- これが正解。スライド中の Partial Class のこと
- インデントの深さでブロックを分ける 0(0%)
- C#を好きになりましたか?
- 早速使ってみようと思う 10(67%)
- その内使う事を検討する 3(20%)
- 機会があったら使うかも 1(7%)
- 使うつもりは無い 1(7%)
- このプレゼンテーションは理解しやすかったですか?
フィードバックを受けての検証
- ポジティブなもの
- 予想通り、お固くない雰囲気というのは理解度に影響するようだ
- 技術系の話であったので、やはり実際にプログラムが動く様子を見せた方が印象に残るようだ
- ネガティブなもの
- 画像の多さは、(私が思っているほど)スライドの見やすさには大きく寄与していないようだ
- 発音は聞き取りづらかったようだ。また、落ち着いて話せていなかったようだ
- 文字情報の量が少ないようだ。そのせいで、↑の問題の深刻さが増しているようだ
- 7%、説明した内容を理解してくれていない方が居たので、全編を通して集中力を持続してもらうためにはまだ工夫が必要そうだ
- 話題の流れに、メリハリが無いのか? 見直した所、そのような印象も持った
次回に実施する施策
- これまで通り、お固くない雰囲気を作る事を目指す
- 技術系であれば動くものを見せるなど、プレゼンの内容に信憑性を持たせる工夫をする
- 画像を多少減らしても、文字情報を増やす
- 次の機会まで、ゆっくりと話す訓練をする
- 話の流れにメリハリを付ける。具体的には起承転結を心がける
直前にマシントラブルが起きたり、プレゼンにかかる時間を事前に正確に計測していなかったため不安だったこともあって、緊張しながらのセッション発表でした。
もう少し、リハーサルの際に万全を期しておけば、もう少し緊張せずにお話をする事ができたかな、とも思います。
来てくださった皆様、本日はありがとうございました。
是非楽しいWeb開発ライフをお送りください!!
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*1:kikuchyはこういうスライドを「大ゴマ」と呼んでいます