ホテル住まいをしている話
5月末頃からホテル住まいを試してみています。
三井不動産のこちらのキャンペーンの抽選にあたったためです。
以前から実家を出られないとうだうだ言っていたので、(金銭面を除いては)部屋を借りるよりハードルが低そうなホテル暮らしを思い切って試せるならためそうと思ったため応募。
まさか当選してしまうとは思っていなかった。今年の分の幸運は使い切ったのでは、と思ったもののそれ以降も良いことはあるので、多分今まで懸賞に外れ続けてきた(マジで当たったことがない)分が精算されたんだと思うことにしています。
ようやくホテル住まい1週間が過ぎたところなのですが、色々と楽しいことがたくさんあったので、備忘録的にまとめておきたいと思いました。
銀座
最初は銀座のホテルに泊まらせていただきました。
アッパークラスではないホテルでしたが、めちゃめちゃピカピカ。
職場からホテルに向かったのですが、仕事が終わってオフィスを出た段階ですでに21時。
折しも東京都は緊急事態宣言中で20時に飲食店が終了している状態でした。
仕方ないので初めて使うUber Eatsでデリバリーを注文。届けてもらった食事に箸やスプーンが付いておらず途方に暮れていたところ、目に止まった内線電話機。
とりあえずフロントをコールしてみます。
「すみません、割り箸ってフロントにあったりしますでしょうか…」
『ありますよ。お持ちしますので少々お待ち下さい』
「えっ、恐縮です」
時間は夜22時過ぎ。
たった割り箸一膳のためにスタッフさんを呼びつけてしまったのが申し訳なくて申し訳なかったのですが、丁寧すぎる応対に感動しました。
それからはホテルからリモートワークしてみたり、職場まで歩いて通勤してみたり。
朝から日比谷公園散歩してきた pic.twitter.com/REHOkhVHC7
— 菊池紘 (@kikuchy) 2021年5月26日
勝手な先入観で「銀座の飯は高い」と思っていたのですが、550円で満腹になれる台湾料理やさんがあったり、他にもオフィスワーカーをターゲットにした感じのお手軽価格帯のお店が裏通りに軒を連ねていたりして、意外さを感じたり。
歩いて通勤できるのは良いですね。
知らない道を歩いて、町並みが移り変わってゆくのを感じるのは楽しいものです。
(多分、毎日歩いていたらさすがに飽きるんでしょうが…)
歩いている途中、突然警官の方に敬礼されたので驚いてお辞儀していると、私の後ろに別の警官の方がいらして挨拶をされていただけでした。びっくりした。
豊洲
一泊だけアッパークラスのホテルに泊まりました。
まずエントランスの香りからして違う。なにかのフレグランスが効いている…!なんの香りなのかはわからないけれど…!
見た目の美しさだけでなくて、匂いにも気を使うのがグレードの違いなんだなぁ、などと思ってしまいました。
残念ながら雨だったので景観はあまりよくありませんでした。
それでも夜景はなんだかいい感じ。
上野
休日は文化的なことをしようと思って週末は上野へ移動。
ただ残念なことに、博物館や美術館は緊急事態宣言をうけて軒並み休園中でした。残念。
それでも大きな上野公園を歩き回る魅力はあります。
また、公園周辺は文化的な町並みが多く、隣は文京区ということもあってなんだか雰囲気も知的。
根津神社に寄ったらば、池から自由を求めて飛び出した亀さんが鳥居の周辺をうろうろしていました。
また、根津から上野公園へ戻る途中に牛乳(&コーヒー)屋さんを発見。
「ジャージー牛乳の表記が気になりまして」と言ってお邪魔したところ、取り扱ってらっしゃる牛乳の試飲をさせてくださいました。
中でも白木牧場の特別牛乳という、日本で4牧場でしか出荷されていない牛乳が絶品。ジャージー牛乳ならではの乳脂肪分の高さ、そしてノンホモ牛乳(乳脂肪を砕いていないのでクリームができやすい牛乳)であるゆえか低温殺菌ゆえか、自然に脂肪分が浮いてきてしまうというというもの。
脂肪分のクリーミーさはもちろんのこと、コクの強さが半端ではないという、ちょっと衝撃的な牛乳でした。
ホテル住まいなのに750mlの瓶で買ってしまいました。翌日には飲み干しちゃいましたけど。
上野〜根津付近で見つけた牛乳屋さんのジャージー牛乳が衝撃的なおいしさだったので、瓶で衝動買いしてしまった
— 菊池紘 (@kikuchy) 2021年5月29日
低温殺菌でクリームが浮いちゃうような乳脂肪分!コクがすごい。 pic.twitter.com/AEF8k5elB0
牛乳(&コーヒー)屋さんのページはこちら。気さくな店主さんだったので、お近くにお立ち寄りの際はぜひ寄ってみてください。
www.jiminyscoffee.com
牛乳の製造元はこちら。通販もあるようです。
sirakibokujo.com
汐留
上野は通勤にはちと遠いので(と言っても埼玉と比較したら断然近いですが)、週末の間に汐留に移動。
上野のチェックアウト後すぐに汐留に向かったため、チェックイン可能時刻の3時間半前に到着してしまう。
仕方ないので荷物をカウンターに預かってもらって(ありがたい)、汐留周辺のぶらり旅に出ました。
まずは浜離宮恩賜庭園に行くも、こちらも緊急事態宣言を受けて休園中。
そのままブラブラと公園の外周を歩いていると、工事用の柵に囲われた道の向こうからそこそこな数の自転車がやってくるので、そちらに行ってみることに。
あるき続けていたら隅田川を超えて勝どきの方まで来てしまいました。
柵に囲われていたのはどうやら旧築地市場の一部だった様子。
そろそろお昼時というのもあったので、そのまま北上して月島へ移動。
豊洲へ寄ったときに、食事にもんじゃもありかな、と考えたものの雨だったので寄れなかったを思い出してのことでした。
そしてランチもんじゃをキメる。うーん、おいしい。
納豆と焼きおにぎりが入ったもんじゃに豚肉やホタテを追加してもらったのですが、安定の納豆と豚肉の組み合わせ。美味しい。
月島まで歩いて行ってランチもんじゃをキメてきました。
— 菊池紘 (@kikuchy) 2021年5月30日
月島行ったのもしかして20年近くぶりかもしれない…
納豆豚肉の組み合わせは至高 pic.twitter.com/wMZwBUHhZv
そんな感じで今は汐留でゆったりしています。
雑感
- やはり清掃を気にしなくて良いのは精神衛生上とても良い
- 物を持てないのはトレードオフ
- 一人で過ごすメリットとして、自分の時間の使い方を自分でコントロールできる点が精神衛生的にとても良い。実家では、胃腸のために就寝4時間前までに夕飯を終えていたくても無理だった。今なら外食などでコントロールが効く。
- 自分でも意外と外に出たがりだった(引きこもりタイプだと思っていた)。何なら休日はずっと外散歩してるか、歩き疲れて昼寝してるかしてる
- 実家からは歩いて移動できる距離に住宅か畑しか無いので、見て変化を楽しめるような要素が無いのが家から出ない要因だったのかもしれない?
- 転地効果は馬鹿にできない。だいぶ気分も良いし落ち込むこともない。まだ1週間しか経ってないので、もっと時間が経過してきたらわからないけど
- 独り言は増えた。実家では犬と話していたので実はそんなに変わっていないのかもしれない
- 偶発的な出会いや発見があるという点で、知らない土地を歩き回るのは楽しくて良い。幼い頃、ポケモンシリーズをプレイしていて感じたあのワクワク感を再び感じている
- 東京23区はさまざまな要素が歩いて移動できる距離にまとまっているので、街の変遷を見ながら歩くのが楽しい。永田町の「ザ・政治の中心」から先、日比谷公園を挟むと銀座などの「やんごとなき商売の街」に変わり、その先の築地まで行くと「漁師町」という趣に変わる。
- もしかしたらシンガポールも同じような楽しみ方ができるかもしれない。サイズ感的に。
- 街によって夜の雰囲気がぜんぜん違う
- 大河ドラマを見る以外にテレビを付けないのでニュースを全くと言っていいほど把握してない。Twitterでタイムラインに流れてくる程度のものならわかる。
次週は水道橋とか五反田あたりをウロウロしようかなと画策中。
また、再来週以降は東京から離れた場所にも行ってみたい。
どう過ごそうかな。