はじめての転職
これはいわゆる退職エントリというやつです。
転職します!!!
最終出社日でした!!
— 菊池紘@FlutterKaigi (@kikuchy) 2022年3月4日
長らくお世話になりました!! pic.twitter.com/o3fd8y5yU1
3/4が最終出社、4/15まで有給消化、4/18から勤務開始です。
概要
株式会社Diverseを離れ、株式会社LayerXに就職します。
退職の理由
2014年にミクシィに新卒入社した頃から、ぼんやりと「自分は3-4年程度で転職するだろうな」と思いつつも、現職が過ごしやすくてついつい長居してしまっていました。
Diverseがミクシィグループを離れる際もDiverseについてきたくらいだったので、自分的には相当お仕事しやすかったわけです。
(ミクシィからDiverseへの転籍のことは2018年の振り返りにちょっとだけ書いてた)
kikuchy.hatenablog.com
引き続きDiverseでお仕事を続けることも考えていたのですが(というかそれが一番だったわけですが)、生活していればだんだんとライフステージも変わってくるというものでして。
- マッチングアプリというドメインへの興味の減退
- 全く無いわけではないけれど、昔に比べては相当に薄れてきた、という感じ
- 古参のメンバーが新しい道に進むのを見ていて、触発された
- いつの間にか自分が古参の一人みたいになっていたのに戸惑いを覚えたのも一因
- 以前から(それこそ大学生だった頃から)DXが進まない社会にもどかしさを覚えていたので、それをやりたい気持ちが大きくなってきた
そういったことの積み重ねで、他のことをやってみたくなっていたのでした。
Diverseでの歩みと思い出
Diverseを知ったのはミクシィに新卒入社してからでした。
それもそのはず、Diverseが会社としてできたのは、私が入社する5ヶ月前だったのです。
LINEからYYCとyoubrideというサービスがミクシィに譲渡される際、それらをまとめて会社化したのがDiverseでした。
元々、ミクシィではアプリをたくさん作るためにエンジニアを集めていた、という背景があったため就職を決めたのでしたが、ゲーム事業がヒットしており、内定から入社までの間にその必要がなくなってしまっていました。
入社後の改めての事業説明の中でDiverseを知り、マッチングサービスに興味が持てそうだった&新卒研修最後の発表会でDiverse向きだと人事部に判断された、というのもあり、Diverseでキャリアをスタートしたのでした。
初めはYYCのメンテナンスから始まりました。
途中で半年ほどミクシィのゲーム事業部に異動することもありましたが、戻ってきた時も暖かく迎えてくださったのを覚えています。
(壮行会で「また戻ってきてお役に立ちます」的なことを言ったのですが社交辞令と思われていたようで、「本当に戻ってくると思っていなかったので嬉しい」と、当時の取締役の小久保さんに言われたのを思い出しました)
Androidエンジニアとしてのキャリアを積むことを決めたのもDiverseがきっかけでした。
社内に専任のAndroidエンジニアがおらず、自分がAndroidの専門家になる需要もあるだろうと踏んだためでした。
また、丁度その頃は会社が従業員とのアライアンスを作ろうとしていた時期だったため、
「Androidの道で専門家になって会社の名前を売ります。その代わり、Android関係のタスクを優先して回してほしい、勉強会とかの登壇に業務時間を使わせてほしい」
という旨をお願いしたように記憶しています。
おかげさまで色々な勉強会などに登壇でき、それが高じて『Androidテスト全書』の執筆に参加させていただくまでになりました。
peaks.cc
Flutter関連でいろいろな経験を積めたのもDiverseのおかげでした。
developer.diverse-inc.com
上記記事のように、2018年時点でFlutterを採用する機会に恵まれたのです。
まだ国内ではほとんど採用実績がなかったテクノロジーの採用ができたのも、新しい技術に投資をするDiverseの環境によるものだと思います。
そんな挑戦と成長の機会をたくさん得られた環境でした。
離職も決して後ろ向きな理由ではなく、何かあれば戻ってきたいと思える、そんな会社です。
津元さんをはじめ、関係者の皆さま。お世話になりました!本当にありがとうございました!
転職先の選定理由
以下を最低限の選定軸としていました。
- 人間の本能を充足するジャンルである(3代欲求+衣食住)
性・恋愛- Diverseがこのジャンルであるため、今回はこれ以外のジャンルから探すことに
- 食に関わること
- 睡眠に関わること
- 衣料品に関わること
- 住居に関わること
- またはそれらの礎になるジャンルである
- 経済・金融
- ニュース・情報
- 社会インフラ
- 医療
- いわゆるWeb系である
- ソフトウェアで課題を解決しようとしている
- 先進的な働き方ができる
- 最低でもフレックス(フルフレックスならなお良い)
- リモートワーク可能(フルリモートでなくても良い)
- 勉強会の準備を業務時間中にできることは最低要件
- スーツではない
- 新しい技術の取り込みに積極的であるなどなど
また、複数社の内定が出たとしたら、最終的には以下の優先順位で候補として取り上げることにしました。
- より成長性があると思われる方を優先する
- 事業の進め方や、ターゲットとしている領域なども勘案
- より興味を持てる事業を優先する
- モチベーション高く仕事できるかどうかの重要な要素なので
- 提示金額、SO量が大きい方を優先する
- スタグフレーション気味の今の日本で生活を維持するため、大事な要素
- 社内の雰囲気が好みである方を優先する
- ワクワクした雰囲気があるとか、熱気を感じられる方が良い
- 勉強会やコミュニティ活動に積極的である方を優先する
- FlutterKaigiの活動などに勤務時間を割いても問題ないか
- 実質的な勤務時間が短い方を優先する
- 定時が短いとか、フレックス制の規定勤務時間を割っても減給がないとか、そんな規定がもしあるなら…
- 「実質的に出勤時刻が固定されていない」方を優先する
- 「フルフレックスでも、毎日10:00に朝会がある」などは、それまでに出勤しないといけないため優先順位を落とす
- 新しい挑戦ができるならそちらを優先する
- エンジニアとしての枠は広げていきたい
それらの選定軸と優先順位を元に、最近目にするイケてる会社さんのお話を数社聞かせていただきました。
こちらから関係者にお声かけさせていただいた所もあれば、ちょうど良いタイミングでスカウトレターを送ってきてくださった所もありました。
(そういう意味では、DMでのリクルートというのも重要なチャンネルですね。普段は鬱陶しいですが、もし転職を考えているところに当たれば話を聞いてみようとなりますから)
有難いことにいくつかの会社さんからお声かけをいただきましたが、一番今の私に合っていそうだったのがLayerXさんだったため、そこに決めることとなりました。