Kikuchy's Second Memory

技術のこととか、技術以外のこととか、思ったことを書き留めています。

2020年の振り返り

今年は技術記事を書いていたらタイムアップを迎えてしまったので、公開が年をまたいでしまいました。
せっかく書いたので恥を忍んで公開します。

在宅勤務

2019-nCovの世界的大流行で、弊社も在宅勤務が本格開始となりました。
(今までは専門職の社員が週に1回とかならOK的な感じだった)
年末の今でも基本的には家で仕事をしています。週に1回はオフィスに行っていますが。

今までさんざんぼやいていたとおり、私の実家から都内は遠いので、全社的に在宅勤務となったのは良かったです。
これまでも在宅勤務では意思の疎通が難しくなることは感じており(特にオフィスで起こったことが在宅作業者に伝わらない)、それを嫌に思っていたので、全員がリモートになればその問題も軽減されるだろうと思ったためでした。

蓋を開けてみれば確かにチャットでのやりとりが主になり、情報共有はちゃんと行われるようになりました。
が、「ちょっとした相談」のハードルは高くなったように感じます。
特にコミュニケーションが自分が所属しているSlackのチャンネルに閉じてしまうため、部署外の人とのコミュニケーションが激減しました。
(以前は共有スペースなどですれ違ったときに何らかの話をする機会などが多かったのですが)
また、ほとんど話したことがなかった人とのコミュニケーションが、チャット上だと刺々しく感じたりしたけれどもGoogle Meetやオフィスで対面で話すとそんな印象ではなくなる、という経験もしました。
どうやら人間は「人となり」にコミュニケーションのかなりの部分を依存しているようです。
非言語的な要素というのはやはり大きいですね。

外部発表

リアル勉強会の相次ぐ中止と仕事にかかりきりだったというのもあってほとんどありませんでした。

docs.google.com

docs.google.com


上記資料はどちらもリモート開催だったものです。
なんとなくリモート勉強会での発表のコツを掴んできた気がします。

英語

昨年に引き続き英語頑張ってます。

qiita.com

これは昨年の記事の続き。
昨年の記事を読み返すと「これはこう書いたほうが自然」「ここ間違ってる」と気づくところがあって、ちょっとは成長できたかなと感じます。
未だに聞き取りが全然うまくできてないので、2021年はもっと聴くことに重点を置きたいです。
が、発音できない音は聞き取れないとも聞くので、今は発音を気をつけるようにするところから始めています。

旅行

昨年までは3〜4ヶ月に一度は海外に行くくらいの旅行のペースだったので、一回も海外に行かれず寂しい思いをしています。
とはいえ、家族旅行だとか海外旅行仲間とかと国内には何箇所か行きました。
石川の魚介はマジでうまい。

エンジニアリング

2年くらい前から引き続きFlutterやってます。
業務ではFirestoreを使うことになったり、TypeScriptをときどき書いたりと、マイナーな変化はあります。

世の中的な動向を見ていると、Next.jsの流行りなんかで静的サイト生成がまた盛り返してたりするようですね。
(まだちゃんと追っかけてない)

私はスマホアプリの最終形態はPWAだと思っているので、あと数年でまたWebフロント全盛の時代がやってくるのでは、と思っていたりします。
そのために必要な要素としては

  1. HTMLはドキュメント作るための言語なのでアプリケーションを作るのに向かない問題
  2. アプリのストアに変わるストアフロントの登場

なんかの問題がまだありますが、ReactNative for Webの概念の浸透(RN for Webそのものはあまり流行る兆しが見えてこないですが・・・)とか、Google Play StoreがPWAアプリの掲載を始めるとかの兆しが見え始めてもいるので、そんなに遠い未来の話ではないかなと思ってもいます。
そろそろWebフロントの技術も追いかけ直してみるかなぁ・・・

個人ではGoやMQL(MetaTraderというFXや証券の取引クライアントソフトで動くプログラム記述言語)をいじってたりしました。
自動取引で利益上げたい。

資産運用

確定拠出年金は社会人になってからずっとやってますが、本格的にやらないとなと思ってコロナショックで大きく下がったタイミングで米国株に手を出してみました。
とはいえ値上がりを期待すると言うよりかは、5〜6年くらい保有して贔屓の会社を応援したい、という感じです。
なんだかテスラとかUnityの株価がすごく上がっててびっくりしました。
年も変わってNISA枠も回復したので、今年はFastlyとかParantiaとかの株も買ってみたい。

副業

最近流行りのやつです。
ミクシィ時代の同期 id:anoworl 氏に誘っていただいて数ヶ月ほど本業とは別の会社をお手伝いさせていただきました。
Flutterの知識が活かせたり、新しい発見があったりして、時々違う環境に身を置いてみるのも良いなと思いました。
ただ、お仕事を引き受けた直後くらいから本業で求められる速度が上がってきたりして、平日の夜にお手伝いできなくなったり、休日もくたびれていて動けなくなったりしていて申し訳なかったです・・・

こちらの記事は、そこで学んだ知識も盛り込んで書いたものです。

qiita.com

抱負

今年はチーム運営がうまくできていなかったりして反省しきりな年だったので、マネジメントやコーチング、チーム・組織形成などソフトスキルな部分も磨いていきたい所存です。
どうにも人とコミュニケーションするのが臆病で良くない。
踏み込んだコミュニケーションをとって、関係を悪化させたりしたときに、どうリカバリーしてよいかとかわからないので、「とにかく下手を打たない可能性が高い」という選択肢しか取れないんですよね・・・

まとめ

2020年は大変お世話になりました!
2021年もよろしくお願いいたします!!

本能的な忌避感と穢れの概念

なんとなく気づいたけどTwitterに流すと流れて消えてしまいそうなこと。

「髪とか爪とか、人の体の一部である時はそうは思わないんだけれど、人の体から離れると気持ち悪く感じますよね」
という話を昔職場で聞いたことがあります。
その時は確かにそうかも、と思いました。

実家で暮らす私の弟は風呂掃除係なのですが、排水口の掃除を意図的に時々サボります。
曰く、「ネットに引っかかってる髪を触りたくないから」だそうで。
まあ気持ちはわからんでもない。髪が絡まって溜まってるところには石鹸カスもたまるし水気も多いし、雑菌が繁殖してそう。それはそうとして掃除はしろ。

また別のところでは、「部屋に現れたゴキブリがベッドの上を歩いてくれたのでシーツを捨てた」という話も。
捨てるのはやりすぎでは、と思いつつも、上記の二つと合わせて考えると、ピンとくるものがありました。

「穢れ」の概念です。
これらに共通する嫌悪感が「穢れ」なのではないでしょうか。

昔々その昔、まだパスツールが細菌を発見するまでの、目に見えない小ささの生物が病原体である、ということをまだ人類が知らなかった頃。
人々は「穢れ」を祓うことで病気を回避できると考えられてきました。

もちもん細菌やウィルスは「穢れ」の一種で、禊はそれを水などで洗い流す行為ですから、禊によって一部の病気を回避することができていたのでしょう。
そして、人々はそれに気付いていたのでしょう。

ではなぜ「穢れ」を感じることができるのか。
それは「そうしたものに忌避感を覚える個体が生き残ってきたから」ではないでしょうか。淘汰圧ってやつです。

人体から離れたもの(髪とか爪とか)を忌避する個体は感染症にかかる可能性が低くなり、結果的に忌避する傾向のある個体が生き残った。

ゴキブリも感染症を媒介する害虫です。サルモネラ菌などを媒介しているそうですよ。

そう考えると、(主に衛生的な理由による)忌避感が「穢れ」の正体なのではないでしょうか。

一昔前の過剰に放射性物質を怖がってガイガーカウンターを携帯する方々、最近のコロナウィルスを過剰に忌避して何でも消毒しようとする方々は、ある意味で最も生存に適した形質を持った方々なのかもしれません。

ただまあ、その「穢れ」の正体がわかっていて、病気にならない方法もわかっているわけですから、過剰に怖がらず、かと言ってみくびりもせず、適切に対処していきたいものですね。

個人的作業用BGM動画まとめ

最近は作業中にYoutubeで音楽をタレ流しにしていることが多くなってきたのでまとめておきたい。
沢山の人に、自分が好きなものを知ってもらいたいな、という意図もあり。

作業用BGMに求めること

個人的には以下のことを求めがち。
多分、他にも同様のことをBGMに求める人も多いのではないでしょうか。

  • 歌詞がないこと
    • 特に日本語
    • 言葉が入っていると、それに考えが引っ張られてしまって、作業に集中できないので
    • コーラスだとかは大丈夫
  • なるべくテンポが早いこと
    • ゆっくりなテンポだと眠たくなるので
    • BGMを求める段階にある場合、すでに集中力が切れているので、テンポの勢いで作業を進めたい
  • 騒がしすぎないこと
    • テンポと相反するが、単位時間あたりの情報量が多いようなのはきつい
    • ユーロビートとかはちょっと騒がしすぎる
    • 音色が少ないほうが嬉しい

主に以上の条件を満たしているようなものだと、だいたいゲームの戦闘BGMの演奏してみた系動画に行き着きます。

おすすめしたい動画

演奏者でおすすめ

まらしぃさん

言わずとしれたピアニストさん。ニコニコ全盛期くらいのときから存じ上げておりました。
アニソン、ボカロカバーや東方のBGMも多くて、仕事始めにテンション上げるのに丁度いい。
生放送もちょくちょく見てます。

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1時間近くノンストップで引き続けられるなんて、体力もとんでもない。

東京アクティブNEETsさん

ジャズバンドのグループ。東方曲でとても有名な様子?生放送もちょくちょく見てます。
最近は秋田のしょぼーんさんが東京からの配信に遠隔参加されていて、技術の進歩を感じさせてくれます。(しかしやっぱり遅延がどうしても壁になるようですが…しょぼーんさん視点のツイキャス配信も見ると、しょぼーんさんがめっちゃ頑張ってリズムが合うようにドラムを叩いているのが伝わってきます)

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とにかくみんな楽しそうな感じがすき。

しゃみおさん

三味線プレーヤー。ゲーソン系の演奏が多いのでリピ率も高いです。
いいですよね三味線。三味線だけでいい感じの雰囲気が出せてしまうのがすごい。

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Dr. PEZさん

ゲーソンのカバーをよく聞かせていたいてます。
とにかく演奏のクォリティが高く、リズムに乗りやすいのがすごい。
ギターもキーボードもできちゃってすごい。

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FreddeGreddeさん

こちらも方もゲーソンのカバーをよく聞きます。
お一人で複数の楽器を演奏したり、コーラスを入れたりしていてとにかくすごい。どうやったらあんなに楽器に習熟できるのか。
そして毎回コスプレも手が込んでいて感服することしかり。動画作る情熱がすごい。


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SLS Musicさん

台湾の方の様子? アニソンの演奏が多く、そして個人的に好きな梶浦由記さんの曲(SAOの劇伴なども作られている)が入ってくることも多いので好き。
個人的にピアノやバイオリンの音色が好きなので、この方の演奏動画はだいたいツボ。しかも更新が頻繁で飽きない!

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Ayasaさん

最近自動再生でたまたま出てきたので初めて知った方。
演奏技術もさることながら、衣装も手が込んでいてすごい。
リズムの乗り方がすごく楽しそうで好き。

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ジャンルで選ぶなら

ポケットモンスターシリーズ

子供の頃から好きです。BW以降はやってないですが、なぜかストーリーとBGMはよく知っているという。
悪の組織戦、伝説のポケモン戦、ラスボス戦のBGMがおすすめです。集中力がないときに無理矢理でも手を進めるのに効果的。
色んな人が演奏してるのもあれば、プレイ動画もあって、耳が飽きません。

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星のカービィシリーズ

スパデラやったなぁ…
これもラスボス戦のBGMがおすすめです。テンポが早い。
Amazon Musicでオーケストラアレンジと、ロボボプラネットのサウンドトラックが聞けます。

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Rez

マイナーかもですが、PS2で大好きだったゲーム。シューティングゲームです。PS4は、このRezのリメイク版をやりたいがために買いました。
これはサウンドトラックを購入したのでよく聞いてます。
Area 1のBGMはテンポも早くリズムに乗りやすいので一番オススメ。
BGMがよかったらぜひゲームもやってみてください。ボタン操作がパーカッションになるので、攻撃するたびに自分が音楽を演奏している気分になれます。コントローラーの振動にも注目。

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Final Fantasy シリーズ

実はFF Xしかやったことがない(しかも途中まで)。でも曲はよく知ってる。
これもたくさんの人が演奏されているので、よく耳を楽しませてくれます。
戦闘BGMはどれもテンポが良いので、作業を続けるのにも良い感じ。
個人的にはFF7 ACの更に闘うもの達のピアノアレンジがドツボだったので、ピアノアレンジが好きです。

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東方Projectシリーズ

実はゲームはやったことがない。でもキャラとか曲はよく見るので知ってる。
メドレー系のアレンジがたくさん出回っているので、曲の切れ目が集中を邪魔したりすることもなく、長時間、勢いよく仕事をしたいときに聞くことが多いです。
ただボーカルアレンジも多いので、自動推薦に任せていると、期待しないものを引くことも。

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ゼルダの伝説シリーズ

夢を見る島DX、不思議の樹の実、時のオカリナはやりました。GBシリーズの方が操作が簡単なので好き。
シリーズ通して名曲揃いなため、演奏してみた系の動画も多く、これも集中を維持したいときに聞くことが多いです。

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メダロットシリーズ

残念ながら動画が少ないのですが、これも好き。
ナンバリングタイトルは、一部を除いて戦闘BGMは伝統的にメダロット1の戦闘BGMが踏襲されているので、アレンジがたくさんあって飽きません。

www.nicovideo.jp


大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ

Youtubeで聞けることが多いのは、XとSpecialのBGMとテーマソングでしょうか。
これもそんなに数がないので残念。もっと増えて欲しい。

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演奏してみた系動画の文化が好きなので、いつもお世話になっている感謝を込めながら、もっと流行ってほしいなー、という願いも込めつつ。

2019年の振り返り

記事が消えた

確か6000字くらい書いた気がするんだけどなぁ…

一回同じタイトルで振り返り記事を書いたのですが、投稿中に無線LANの接続がおかしくなり記事が消えました。
(公開ボタンを押下した後、Safariが「ページを読み込めません」画面を表示、再読みこみのためCmd+Rを押したところ記事が全部消えた状態で編集画面が表示された)

来年の目標は家の無線LANアンテナを買い換えて安定した回線を手に入れることです。


来年までの時間が許す限り思い出して書いていきたいと思います。

後輩

Qiitaにも書きましたが、インドから来た新卒のエンジニアさんが後輩になりました。すごい。

qiita.com

また、高校生のインターン生も来ました。すごい。

この二人に、今後エンジニアとして活躍できるようにスキルやマインドを伝えていくことが今年の目標です。

発表とか

DoridKaigi初登壇でした。

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今年もDroidKaigi登壇します!
来てね!!!

エンジニアリング

Flutterしてる一年でした。

developer.diverse-inc.com

昨年からリプレイスしていたアプリを公開でき、たくさんの方から注目していただく事例になったので感無量です。

世の中的にはiOS/Androidのどちらが覇権を握るか、という競争が(結局どちらも覇権を握らなかった、という形で)ひと段落し、モバイルのエンジニアは両プラットフォーム向けにアプリを作らねばならない、というある意味では非効率的な状況になっています。
そうした中でクロスプラットフォーム(X-Plat)なフレームワークの一つとしてFlutterが注目されている、というのが現状なのだと思います。
X-Platの文脈では、Flutterのライバルとしては未だReactNativeが健在ですし、KotlinConfの内容を見ているとJetBrainsはKotlin MPPに力を入れていくようです。
(個人的な見立てでは、ReactNativeはまだ1.0がまだリリースされない、Kotlin MPPは主なターゲットがAndroidエンジニアなのでしょうが、そちらの取り込みはFlutterの方が早かったので今からKotlin MPPへの切り替えが起こるかどうか微妙、という気がしているので、まだFlutter優勢の時期が続くのではないかと思っています)


個人ではPythonとかC# (8.0)をいじったりしてました。
pandasとnumpy何もわからないんですが…あれむずくない?

旅行

id:side_tanaさんに縁のある人たちで台湾旅行に行かせていただきました。
私以外の人たちが水曜どうでしょうノリで面白かったりして(私だけ水曜どうでしょう未履修だった)、めっちゃ楽しかったです。

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台湾で見つけた綺麗な青空

他にはシンガポール行ったりタイに行ったりしました。

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タイではハスキーに人生相談に乗ってもらいました

プライベート

未だに通勤に片道1.5時間かかっている生活が続いているので、早く通勤時間を短くしたいところです。
昨年に「実家を出られない事情は時限式」と書いた気がするのですが、前提が崩れてしまい事情が無期限になってしまった、というように状況が悪化しているので、心労がやばいです。
なんとかしたい。

来年の抱負

まずは後輩たちにもっと成長できる環境を用意することが一番です。
今のところは、「どんなコードが良いコードか」を判断できるようになって欲しいかなと思っています。
「良いコードとは、ドメイン知識に合わせた適切な抽象度でクラスやメソッドが分割されていて、各種原則に則していて…」という説明は当然してはいますが、一つ一つの具体例に対してしか説明できていないので、
もっとたくさんコードを読むとか、自分で書いたコードを長期間メンテナンスしてみるとか、してもらうしかないのかも、と思い始めているところです。


あとは英語力。
多少なりと話せるようになったので、あとは語彙力をつけていきたいと思います。

それから、会社勤め以外の収益源を作るところとか、漠然ともうちょっと大きなことをしてみたいとか、本をたくさん読みたいとか…
いっぱいありますね…

おわりに

2019年はお世話になりました!
2020年もよろしくお願いします!!!!!

日本語話者が英語を話すことの難しさ

私も多分にもれず、中高の6年間も英語教育を受けていたにも関わらず全然英語を話せない種類の人間なのですが。
最近仕事で英語で会話する機会が増えて、その度になかなか話したいことの英語表現がスッと出てこないので、自分なりに原因を考えてみました。

日本語が母語の場合の頭の中

私の場合、日本語で何か伝えたいことが出てきた場合に、以下のプロセスを通して口から言葉が出てきている気がしています。

  1. 話したいことがもやっと頭に浮かぶ(非言語)
  2. 自分の中にある語彙で、話す相手との関係性や状況などなどを鑑みて、言語化する必要のある部分だけ言語化する(日本語)
  3. 発話(日本語)

1 の段階では「何となく」しか話したいことが浮かんでいません。
言葉にしてみないと整理できていなかったりする支離滅裂なこともあったりします。
抽象概念的な何か。

2 の段階でようやく言語化していて、この段階で、抽象概念的な何かが言葉になります。

さて、英語で話す場合は、抽象概念的な何かを言語化するプロセスでいろいろなことが起こります。

  1. 話したいことがもやっと頭に浮かぶ(非言語)
  2. 言語化する必要のある部分だけ言語化する。日本語で思考するパスと英語で思考するパスがある
    1. 日本語の語彙に当てはめる(英語より正確性が高い)
      1. それから英語に直訳する(遅い)
    2. 英語の語彙に当てはめる(語彙が足りないので正確性が低い)
      1. 翻訳の必要がないのですぐに発話のプロセスへ
  3. 二つのパスを統合
  4. 英語で発話する

あくまで私の場合ですが、英語で直に発話できる場合と、英語に該当する語彙がない・日本語の方で先に概念に該当する語彙を見つけてしまったなどの原因で和英翻訳をかける必要がある場合の二つがあります。
あれです、CPUのエミュレーションをせずネイティブで動いている場合と、CPUエミュレーションしているみたいな違いです。

とすると、スッと英語で話せるようにするには、エミュレーションなしで話せるようになればいい訳です。

英語に該当する語彙が見つからないケース

当然ただ単に語彙が不足していることもあるのですが、普段の日本語での思考の癖が足を引っ張っているケースが少なからずあることに気づきました。

例えば上司が部下に「それ、なんとかしておいて」と言うみたいな、超抽象的なことを伝えたい時。

日本語でもぼんやりしすぎなので明らかにいいコミュニケーションの仕方とは言えない伝え方ですが、まあ例なので・・・
英語でこれと同じことを伝えようと思ったら、私はけっこう骨が折れます。

"Please process it in something good way." とかでしょうか?
こう訳すだけでも、「なんとかする」の翻訳はちょっと考え込んでしまいました。
なぜなら、以下のような、言葉の解像度を上げると言うか、具体化するというか、そういったプロセスが必要だったためです。

  1. (元の言葉)なんとかする
  2. (一度抽象的な何かに落として)「こなす」「処理する」「良いように」「方法は問わない」的なもやっとした何か
  3. (具体度上げる)"Process" "best way" "something good way"
  4. (「bestってほどじゃないんだよなー」など、具体度上げながら抽象的なものとの整合性をとる) "process it" "something good way"
  5. (ちゃんと文章の形に仕上げる) "Please process it in something good way."

この間3〜4秒程度でしたが、会話だとちょっと「間が開いた」と思われるには十分な時間がかかっているわけです。

抽象的な概念から直に英語の表現が出てくれば問題ないのですが、問題は日本語で「なんとかする」という語彙を先に閃いてしまった場合。
「なんとかする」に直接的に対応する英語の語彙を私は知らなかったので、どうしても日本語の便利な語彙「する」に頼りがちです。

そして一度「する」という語彙に落ちてしまうと、英訳が非常に難しくなります。なぜなら "do" と同じような概念の言葉ではないから。


もちろん「する」だけではないですが、日本語って曖昧で、普段の会話の範囲だけで考えを言語化しようとすると、英語に落とし込むためには具体度が低すぎる考え方になってしまいがちで、すぐに考えが英語にならないのが一因にあるのでは、と思いました。

日本語話者が英語を話せるようになるには

  • 日本語でも抽象度が高いまま話さず、具体的に話す(動詞だけでなく、副詞、形容詞も)
  • 英語の語彙をたくさん身につける

というようなことが必要なのではないでしょうか。

多分、普段から文章をたくさん書いている人とかは、文語体で考える癖がついていて、文の構成要素が具体的になりやすくて英語で話しやすい、とかあったりするのかしら。